当院通院中あるいは、入院中のすべての患者を対象に各医療スタッフの協力のもと院内急変の対応や、重症化する前に徴候の発見・介入することで、院内急変死亡率の低下や、フィジカルアセスメント・全身管理・急変対応技術・知識の向上を目的とし、活動を行っています。医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士・薬剤師をはじめとする多職種から構成されるチーム医療を行っています。毎月１回の定例会では、救急・クリティカル領域の症例検討とミニレクチャーを行い、フィジカルアセスメントの知識・技術の向上や最新の知見を広げています。独自に作成した院内急変認知基準を用いて、状態悪化や重症化する前に徴候の発見や介入が行えたかの振り返りを行っています。また、院内死亡患者の報告を行い、急変時の処置内容や重症化する前に徴候の発見や介入が可能であったかの振り返りも行っています。
研修開催は精力的かつ継続的に活動しており、看護部へは、BLS（一次救命処置）・日本救急医学会認定ICLS（二次救命処置）・看護心停止回避コース（INARS コース）、患者急変対応コースfor Nurses（KIDUKI コース）、医師へは日本内科学会認定JMECC（内科救急・ICLS 講習会）を開催しています。また、全職員に対してはBLS 講習会を行っています。院内のみならず、院外への研修も参加しています。

関連資格

クリティカルケア認定看護師（救急・集中ケア領域特定行研修受講修了）

1名

日本医学会認定ICLS インストラクター

6名

KIDUKI コースファシリテーター

2名

INARS ファシリテーター

5名