手術室
概要
手術室は中央ホール型の設計で全3部屋あります。全ての部屋で全身麻酔手術が可能です。
スタッフは看護師9名、CE2名、看護助手1名、常勤麻酔科医2名で手術に対応しています。
手術室看護師の仕事
手術を受けられる患者様は、強い不安とストレスを抱えておられるため、私達は患者様を支え、不安を緩和するために日々努力しています。その一環として、午前中の外科外来に出向し、術前患者様の外来診察に立ち会っています。手術に精通したスタッフが最初から関わることで、患者様をスムーズに手術へ導くことができます。実際、手術室へ入ってきた患者様の多くは、外来時から見知った看護師の顔を見て安堵の表情を浮かべられます。
麻酔科術前外来は手術室入口横にある診察室で行っています。そこでも手術室看護師が同席し、手術看護に必要な患者情報(四肢の可動域、重要な合併症、アレルギー歴等)を聴取します。患者様のご希望があれば、麻酔科診察後に実際の手術室を見学していただくことも可能です。
手術当日は患者様を入口でお迎えし、ご本人確認や手術部位の確認を行った後、手術室へご案内いたします。術中は、手洗い看護師と外回り看護師が手術をサポートします。手洗い看護師は主に術野での器械出しを行います。近年は腹腔鏡手術が主体で、それに伴って専用特殊器械が飛躍的に増えているため、看護師に求められるスキルも高くなっています。外回り看護師は全身麻酔介助や術中体位チェック、ガーゼカウント、出血カウント、体温管理、輸血準備といった手術全般のことを一手に引き受けます。外回り看護師には、術式や麻酔管理の知識、手術の流れを読む力、情報収集能力、観察力といった総合的スキルを要求されます。いわば、手術室の指揮者であり、手術進行がスムーズにいくかどうかは、外回り看護師の肩にかかっています。
手術は患者様の命を握る、最も緊張する医療現場であり、看護師は医師とも対等に渡り合える強い意志と専門的意見を持ち、全体を俯瞰する広い視野と局所の異変を見逃さない高い観察力を要求されます。私達は優しくて強いスペシャリスト集団として、手術患者様をお守りすべく、日々精進を重ねています。
実績
- 全手術件数と全身麻酔件数の変遷
- 2023年度全手術件数に対する各科の割合