リウマチ科
対象疾患(膠原病とは)
リウマチ科では、関節リウマチをはじめとした膠原病の診療を行っています。膠原病とは、自分を守るはずの免疫が自分自身を攻撃してしまう免疫の異常(自己免疫疾患)が原因で、筋肉・関節・血管などの結合組織が障害され、関節痛や筋肉痛などの症状を引き起こす疾患の総称です。その中でも関節リウマチは、全国に70万人以上の患者がいるありふれた疾患です。
主な対象疾患
- 関節リウマチ
- リウマチ性多発筋痛症、RS3PE症候群
- 強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、SAPHO症候群
- 反応性関節炎
- 全身性エリテマトーデス
- 全身性強皮症
- 多発性筋炎・皮膚筋炎
- 混合性結合組織病
- シェーグレン症候群
- IgG4関連疾患
- 抗リン脂質抗体症候群
- 高安動脈炎、巨細胞性動脈炎
- 結節性多発動脈炎、ANCA関連血管炎
- サルコイドーシス
- ベーチェット病
- 成人発症スティル病
膠原病の症状
膠原病は様々な臓器、複数の臓器に障害がおきる疾患であり、その症状も多彩です。
膠原病の診断と治療
膠原病でみられる症状は、他の病気(感染症や整形外科的疾患、癌など)でも同様の症状がみられるため、診断が難しいケースも多いです。他の病気の可能性を鑑別、除外したうえで確定診断を行います。
関節リウマチは、痛みや腫れが続いて病気が進行すると関節の破壊や変形をきたしてしまいます。関節破壊は、発症してから最初の2年間に進行しやすいことが分かっています。関節リウマチに限った話ではありませんが、早期に診断し治療を開始することが大切です。また膠原病は完治が難しいケースが多く、まずは寛解(治療は続けているが、症状や検査異常が改善し落ち着いた状態)を目標に治療していきます。
関節リウマチの治療は近年大きく変化しており、従来のステロイドや抗リウマチ薬による治療のほか、生物学的製剤も使用することで、痛みなどの症状をとるだけでなく、骨・関節の破壊を抑えることもできるようになりました。その他の膠原病もその診断や治療方法は日々進歩しています。また、膠原病は全身の様々な臓器に障害を生じうることが特徴の一つです。様々な合併症や治療に伴う副作用の対処も重要ですが、当院には様々な専門領域の専門医が揃っており、各診療科と連携して治療を行うことができます。
リウマチ科の診療担当医表
香川大学医師(第1,3,5週)
香川大学医師(第1,3,5週)
リウマチ科の担当医師紹介
- 尾崎 洋基オザキ ヒロキリウマチ科医師
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- 認定・資格
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- 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
- 日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医