腎臓内科
診療内容
腎臓内科では、検尿異常から透析療法まで、つまり、腎疾患の始まりから末期に至るまで、一元的に治療を行っております。
A)蛋白尿、血尿、腎炎、ネフローゼ症候群の精査と加療
腎臓の組織を採取する腎生検を施行し、正確な診断を行い、患者さんにあった適切な治療を心がけています。
B)保存期慢性腎不全
腎不全に至ってしまった患者さんにおいては、腎不全の進行をできるだけ抑える治療を行います。腎不全の原疾患や段階に応じた治療を行っています。
C)透析の導入および維持
患者さんの病状や希望に応じて、血液透析(HD)および腹膜透析(PD)を選択していただき導入を行っています。どちらの透析療法も、開始時に手術を要しますが、血液透析におけるシャント手術・人工血管移植術、腹膜透析におけるカテーテル留置術はともに、腎臓内科にて施行しています。
D)血液透析患者さんのシャントトラブル
血液透析患者さんのシャントは、しばしば狭窄や閉塞を起こしますが、我々は、第一選択で手術を行う事はなく、全例血管造影を行い、カテーテルを用いた風船治療(経皮的血管形成術:PTA、VAIVT)を行っております。これも、腎臓内科で行っております。
E)血漿交換、吸着療法などの特殊な血液浄化療法
閉塞性動脈硬化症や難治性ネフローゼ症候群に対するLDLアフェレシス、エンドトキシン血症時のエンドトキシン吸着の他、血漿交換、白血球吸着療法などの特殊な血液浄化療法に対応しております。
F)透析患者さんの合併症の受け入れ
他科と協力して、透析患者さんに合併した循環器、消化器、呼吸器などの各疾患の受け入れを行っています。