消化器内科
先生方に向けて
当院消化器内科は現在 7 名の常勤医師で構成されており、専門医・指導医の資格を有する医師が多数在籍しております。消化器内科専門外来は平日の午前中がメインとなっておりますが、その他の時間帯でも可能な限り対応させていただいております。消化器疾患の疑われる患者様がいらっしゃいましたら、ぜひ当院にご相談ください。
消化管出血、および総胆管結石症や閉塞性黄疸における減黄術など緊急を要する疾患に対しては 24 時間即応体制を整え、医師とともに消化器内視鏡技師資格を有する看護師:5 名、臨床工学技士:3 名を含むスタッフの協力体制で安全で的確に検査・処置を行っております。
また外来を経ずに直接、上部消化管内視鏡検査(経鼻、鎮静下の希望にも対応)・腹部超音波検査予約もお受けしています。ぜひご活用ください。
消化管
早期の食道がん、胃がん、十二指腸がん、大腸がんに対し、特殊光・拡大観察を含めた内視鏡診断、および高難易度症例に対しても内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などの内視鏡治療を行っています。
小腸・大腸カプセル内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡、大腸CT を実施しており、全消化管の診断治療が可能です。潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患が疑われる症例や原因不明の腹部症状を訴える患者様がいらっしゃいましたらご紹介ください。
機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群、慢性便秘の診断治療も積極的に行っています。
胆膵
胆膵疾患の診断・治療において、精度の高い検査と安全な治療を心掛けています。
超音波内視鏡検査(EUS) で、MRI やCT では描出困難な病変の詳細な観察を行っています。また、 同時に超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)による組織診断を行い、より確実な診断をサポートします。
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)による胆石除去や黄疸の治療にも対応し、低侵襲で効果的な治療を提供しています。胆膵疾患の診断・治療に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
肝臓
経口薬による抗ウイルス治療、肝硬変治療、近年増加傾向にある脂肪性肝疾患(SLD)の診断・治療を香川大学医学部附属病院と連携して行っています。
消化器外科と迅速かつ密接に連携できることが当院の強みのひとつです。各種消化器がんにおいて手術適応症例については速やかに手術に臨めるようにしております。
手術不能症例に対してはガイドラインに準じた最新の化学療法を行い生命予後の改善、終末期の緩和医療(消化管ステント・胆管ステント留置、ペインコントロール等)も積極的に行っております。
施設認定
- 日本消化器病学会指導施設
- 日本消化器がん検診学会指導施設
- 日本消化器内視鏡学会指導施設
- 日本消化管学会胃腸科指導施設
- 日本カプセル内視鏡学会指導施設
- 日本肝臓学会特別連携施設
診療実績(2024年)
- 上部消化管内視鏡検査(人間ドック含む)
- 6,538件
- 内視鏡止血術
- 44件
- 食道・胃 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
- 24件
- 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
- 4件
- 内視鏡的食道静脈瘤硬化療法(EIS)・結紮術(EVL)
- 6件
- 下部消化管内視鏡検査(人間ドック含む)
- 1,223件
- 内視鏡的止血術
- 16件
- 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
- 10件
- 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
- 472件
- 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
- 133件
- 内視鏡的乳頭切開術(EST)
- 56件
- 胆道ドレナージ
- 49件
- 超音波内視鏡検査(EUS)
- 50件
- カプセル内視鏡
- 4件